2024年前期児童図書 能登半島地震被災校支援のご報告と御礼

昨年の能登半島地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。

【図書をご購入いただきました皆さまへ】

この度は図書をご購入いただきありがとうございます。これからも、お子様と本との出会いのきっかけとなれるよう、楽しんでいただける本をたくさんご紹介していきたいと考えております。

能登半島地震被災地の学校が一日でも早く復興できるよう、図書をご購入いただいた収益の一部を、支援金として使わせていただいています。

2024年度の支援金は石川県学校生活協同組合並びに(株)石川県学校用品を通じて、被災地の学校へ必要な物資として贈られます。

私たちの組織で今回の支援に参加した会社は下記の通りです。

【参加】

()北海道学校用品協会/()北見教材厚生部/秋田県教育用品()/山形県教育用品()()宮城県学校用品協会/千葉県学校用品()/新潟県学校教育用品()/静岡県学校生活協同組合連合会/()しんきょうネット/()富山県教育用品/()石川県学校用品/福井県教育用品()(有)三重県学校厚生会/一般財団法人 兵庫県学校厚生会/岡山県学校用品()/島根県教育用品()/広島県教育用品()/山口県教育用品()/香川県学校用品()/徳島県学校用品協会()/愛媛県教育用品()/高知県学校用品()/福岡県教育用品()/佐賀県学校用品()/大分県学校用品()/熊本県学校用品販売()/鹿児島県教育用品()/沖縄県学校用品()/全国学校用品(株)

図書のご購入を通じて、被災地の学校への支援にご協力いただきました皆さまへ、改めまして心より厚く御礼申し上げます。

引き続き、支援内容や被災した学校の復興の様子を、継続的にご報告させていただきます。

【2025年4月】ご報告

輪島市立町野小学校を訪ねて

2025年4月16日(水)に輪島市立町野小学校を訪問し、井上校長を始め、教職員の皆様からお話を伺ってきました。

輪島の町は、道路の修復が進み新しい建物も見られましたが、海岸線の瓦礫や崩壊したトンネルなど、まだ震災の爪痕も散見される状況でした。

町野小学校は、地震による直接的な被害は玄関の階段や駐車場など外回りが多く、校舎内部の損傷はほとんどなかったとのことですが、9月の豪雨で校舎が床上浸水の被害を受けたため、隣町になる能登町の柳田小学校の子どもたちと一緒に授業を受けてきました。4月からようやく元の校舎で授業も再開されましたが、43名いた児童は21名になったとお聞きしました。元の校舎に戻るにあたっては、1階廊下や下駄箱からの泥の掻き出しなど、大変ご苦労もあったそうで、多くのボランティアの方にご尽力いただいたとのことです。

避難所や仮設住宅から通う児童や教職員も多く、震災後には授業や友人との会話ができる学校が子どもたちの支えになる面もあったと伺いました。

校庭の仮設住宅には今も避難生活をされている方がいらっしゃり、体育の授業は隣の東陽中学校の校庭をお借りすることもあるそうです。

全国から様々なご支援もあり、現在は震災前に近い状況にある町野小学校ですが、近隣校で体育館修復工事も予定されており、施設を共同で使用するなど協力していくそうです。

井上校長先生に当時の気持ちを振り返っていたくと、目の前の現実を受け入れて、『元通りの生活を取り戻す』その一心で、校務にあたられたそうです。お話の様子から、以前と比べると普段の暮らしは落ち着きを取り戻してきているようですが、子どもたちが外で自由に遊べる場所がないことや、生活に必要な食料品店などのお店が減ってしまい不自由していることなど、今でも元の生活には戻れていない部分が多くあることがわかりました。元通りの生活を取り戻すにはまだまだ時間がかかるため、引き続きの支援が必要だと感じました。

・輪島市立町野小学校 井上(千佳)校長先生

・輪島市立町野小学校 教職員の皆様

・工事が続くトンネル

・海岸線に残る瓦礫

全国学校用品(株)

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